肋骨の疲労骨折
肋骨の疲労骨折は上部と下部で異なり、下部肋骨の疲労骨折は主に体幹のひねり動作などで起こるゴルフややり投げ、体操競技に多い疲労骨折です。上部肋骨、特に第一肋骨の疲労骨折はウェイトトレーニングでも生じることがあります。また咳のしすぎで生じる場合もあります。身体をひねると胸に痛みを感じたり、骨折部位を押さえると痛みを生じます。第一肋骨疲労骨折の場合は首から肩甲骨内側に痛みを自覚することが多くなります。
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肋骨の疲労骨折
肋骨の疲労骨折は上部と下部で異なりますが、下部肋骨の疲労骨折は主に体幹のひねり動作などで起こります。ゴルフややり投げ、体操競技に多い疲労骨折です。また咳のしすぎで生じる場合もあります。上部肋骨、特に第一肋骨の疲労骨折はウェイトリフティングやベンチプレスなどのウェイトトレーニングでも生じることがあります。
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疲労骨折の診断方法
まず、ぶつけたり捻ったりという明らかな外傷がないのに、なかなか改善しない慢性的な痛みや腫れがあるときは疲労骨折を疑います。
初期では、X線(レントゲン)検査では所見が認められないことが多く、まずMRI検査を行います。局所の炎症や微細な損傷は超音波検査を行います。発症後2週間以上経っているものではレントゲンでも変化が認められることがあります。 -
治療方法
基本的には疲労骨折が生じた部位に負担をかけないことが重要です。普通の骨折治療と大きく異なる点は、多くの場合、骨折部の外固定(ギプス)が必要ない点です。また、骨粗鬆症による疲労骨折が疑われる場合には骨代謝を改善する内服薬を服用する場合もあります。
痛みがある状態で、無理に練習を続けてしまい疲労骨折の発見が遅れると、骨折が治りにくい「難治性骨折」や「偽関節」となる場合があります。手術が必要となる場合もありますので注意が必要です。
復帰に関しては、定期的なMRIや超音波検査、X線検査の結果を見て、試合や生活のニーズに合わせながら段階的に医師が復帰時期を指示・提案させていただきます。
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