足底腱膜は足の指の付け根から踵(かかと)の骨まで、足の裏に張られている強靭な腱の膜です。
その主な役割は、
になります。
長時間の立位や歩行、ランニングなど足底に負担の加わる動作を過剰に繰り返すことにより足底腱膜に炎症が生じ、踵(かかと)の内側前方から中央にかけて痛みが生じます。この症状が足底腱膜炎であり、特徴的な傾向として、「起床時の歩き出し時に足の裏に痛みが生じる」「しばらく歩いていると痛みがなくなる」などがあげられます。
足底腱膜にかかる負荷は、
によって起こります。
そのため、スポーツ(ランニングやジャンプ動作)、立ち仕事(足の裏で体重を支え続ける)、加齢(後方重心になり、かかとに体重がかかる)など足を酷使することによって、足底腱膜にかかる負荷が大きくなり、炎症や小さな断裂が引き起こされ、踵(かかと)や足の裏に痛みをもたらします。
<画像所見>
レントゲンでは踵(かかと)にトゲ状(骨棘)の画像(※レントゲン画像参照)が認められることが多く、エコーでは微細損傷や炎症が認められることが多いです。
※レントゲン画像
当院では理学療法士が患者様の足の形状や使い方のクセ、姿勢などから原因を評価し、ストレッチや運動で根本原因を改善するとともにインソールやテーピング、温熱療法などで痛みを取り除きます。
当院では、足底腱膜炎に対して、体外衝撃波療法も行っています。衝撃波を患部(足底腱膜)に照射することで除痛効果が期待できる、整形外科領域では新しい治療法になります。体操の内村航平選手が、世界選手権前に取り入れた治療法としても知られています。また、難治性足底腱膜炎では、保険適用の対象になります。当院では最新型「ディオリスSD1」による体外衝撃波療法が行えます。
体外衝撃波療法の詳しい情報はこちら>>
当院では、足底腱膜炎に対して、PRP療法やPFC-FD療法といった先進医療も行なっています。患者様ご自身の血液中に含まれる血小板を利用した再生医療で、海外では10年以上の実績があり、野球の田中将大選手や、大谷翔平選手が行なったことでも知られている治療法です。
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この時期を利用して、日ごろ抱えていたケガや痛みを完治させませんか?
当院では、職員全員を対象に隔週でPCR検査を行っております。安心してご来院下さい。
※また、職員の新型コロナウイルスのワクチン接種が2回完了しております(5/16時点)。
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